<歴史>
「ARIA」は月刊ステンシル(私は読んだことはありませんが、少女漫画雑誌らしいです)にて、連載していた「AQUA」の続編として、月刊コミックブレイドにて2002年4月号より連載が開始され、現在も同誌にて好評連載中です。
※たまに同誌のTVCMを見かけると、主力扱いをされているようですので好評なんでしょう(^^;

現在までに「AQUA」全2巻、「ARIA」既刊11巻(2007年10月現在)が発刊され、TVアニメ化もされています。
TVアニメ(第一期):「ARIA The ANIMATION」全13話(2005.10〜12)
TVアニメ(第二期):「ARIA The NATURAL」全26話(2006.4〜9)
TVアニメ(第三期):「ARIA The ORIGINATION」(製作決定・放送開始時期未定)

TVアニメのDVD化はもちろん、その他CDドラマ等も多数発売されています。
※その他の商品情報等は<製品情報>で紹介しています。

<「ARIA」は”癒し”の作品>
…現在から数百年後の世界を物語の舞台としており、かつて火星と呼ばれていた惑星が惑星地球化改造(テラフォーミング)されてから150年、かつての火星は「水の惑星アクア」と呼ばれていた…。
そんな水の惑星を舞台として、「日常の中の素敵」を見事に描いてくれている作品がこの「ARIA」と言う作品です。
この作品のキャッチフレーズ(正式にそう呼ぶのかは知りませんが)として、TVCM等ではこういう紹介がされています。

「未来形ヒーリングコミック」と。
このキャッチフレーズが表すとおり、この作品はすごく「癒される」のです。
作品の中で流れる穏やかな時間、独特の空気感、登場人物のちょっとした言葉や行動…。
その全てが混じり合って「癒しの空間」を作り上げています
100人中100人が癒されるということはありえないのかもしれませんが、100人中95人くらいは癒されるのではないでしょうか。
もちろん、私は95人の中の一人であり、大いに癒されているのです。


<デフォルメが凄い!>
この「ARIA」という作品の中では、ほとんどの主要キャラクターに「デフォルメ状態」が存在します。
<登場人物>のページには各人物のイラストを載せていますが、その中の数人には2つイラストを載せています。
あまりに違うかもしれませんが、「同一人物」です。
※イラストが1つの人物にも「デフォルメ状態」は(ほぼ)存在します。
作者の天野こずえ先生は、通常時の「優しい画風」の中の所々で、効果的にこの「デフォルメ状態」を使うことで、読者をリラックスさせ、一層癒してくれるのです。

<あらすじ>
地球(作品内では”マンホーム”と呼ばれています)に住む、この作品の主人公である「水無灯里(みずなしあかり)」は水先案内人(ウンディーネ)になることを夢見ていました。
水先案内人とはアクア(火星)にある都市「ネオ・ヴェネツィア」で観光案内を行う舟(ゴンドラ)漕ぎのこと。
水先案内人は、女性だけがなることを認められており、一種の「アイドル業」とも呼べる職業です。
そんな職業に就きたくて、「一人前の水先案内人」になりたくて、灯里は地球から火星へとやってきました。
彼女の所属する会社の名前は「アリアカンパニー」だけど、今はまだ半人前…。
毎日が修行の日々、いつか一人前になることを目指して、今は努力あるのみ。
「なってみせましょう。一人前の水先案内人!」

灯里がアクアに来てから早いもので11ヶ月…、そんなところからこの「ARIA」は始まります。

※前身作品である「AQUA」では灯里がアクアに来るところから描かれています。